2人が本棚に入れています
本棚に追加
…11月に訃報が舞い込んだ。
福島に居る祖母が亡くなったと。
最初、
"祖父じゃなくて？"
と家族全員が思った。
足腰の悪い祖父が亡くなったのなら納得がいく。
それなのに達者な祖母が亡くなった事が信じられなかった。
死因は風呂掃除の時に頭から落下。
宅配便の人がいつも出迎えてくれる祖母が出て来ないのを不審に思い、
中を捜索したのちに風呂場で発見。
誰にだったか忘れたけど、そんな話をされた。
のちに私達 家族は11月という中途半端な時期に引越しした。
福島に来て雪が降った。
10cmくらい積もったのかな？
当然、学校の授業が遅れると思い込む。
以前居た所がそうだったからだ。
しかしいくら待っても授業が遅くなる電話は来ず、代わりに早く登校しろっ‼という催促の電話が来た。
土地が違えば、考え方も変わるとは正にこの事。
駆け足で学校へ急いだっけ。
転校してまず聞かれたのが、なぜ中途半端な時期にこっちに来たか？
1つの机に5～6人集まって質問攻めにあった。
例えるならちょっとした尋問。
この学校は以前居た学校より部活数が圧倒的に少ない。
パソコン部にしても女子1人という悲しいものだったので、
敢えてパソコン部に入部せず美術部に入部。
.
最初のコメントを投稿しよう！