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さらにだ。
討伐料以外にも、素材を売った代金もある。
これが、莫大な利益を生む。
ついでに素材をロゼッタが加工して、それも売っている。
これがまた、良い値で売れるのだ。
素材は自分達で調達。
加工も自分達。
出来る品物は極上。
この利益はデカイ。
このようにして、ドンドンと貯蓄は増えるのだが…
基本、ダリルとロゼッタは無駄遣いが嫌い。
カリンも貧乏が長かったためか、浪費癖はない。
どちらかというと、節約癖がついている。
ハゲルの親父は、自分の金が十分にあるので、そちらしか使用しない。
貯まるは、使わないは…
その内、大国数国の王侯貴族が保有する金銭、宝物を全て換金しても賄えない額になるであろう。
実は、ギルドは気付いている。
当たり前だ。
金を入金、出金するんだから、手続きを行う者が知らない筈がない。
秘守義務で漏らしてはいない。
だが、ギルマスは当然知っている。
だが、取り上げる訳にもいかない。
なにせ、相手はギルドの王。
ギルド内での地位は、ダリルが最高位なのだから…
また、ダリルが悪意ある者では無いことは理解している。
なので、大丈夫だろうとの判断のようだ。
だが、規格外過ぎる若者は、自分の身体能力が異常。
ようやく、それだけを認識したようである。
これから、どうなるのやら…
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