物語の始まり

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あと1分くらいで始業のチャイムが鳴る。 席に戻るのも大変そう。 「おい、秋山。お前は参加しないのかよ。」 クラス1のチャラ男、小池が聞いてきた。 はっきり言って、苦手なタイプ。 ついついそっけなく答えてしまう。 「当たり前じゃん。あんな中にいたら死んじゃうよ。」 「まぁお前はいつでも近くにいれるからな。 あんなにがっつかなくても余裕でゲット出来るってわけか。」 「ばか、ねらってなんかないよ。それに付き合えるわけないし。 そんなことしたら女子たちに呪い殺されちゃう。」
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