物語の始まり

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授業が終わった。 ヤバい。 逃げ遅れた。 教科書も何も仕舞わずに、逃げ出そうとした。 でも、私を呼び止める声があった。 「待ってよ。」 「えっ?」 突然だったから声が変になってしまった。 「もう誰もここには集まらない。 逃げる必用はないよ。」 「そんなわけ…」 周りを見ると本当に誰も集まって居なかった。 いつものようにお喋りしたり、 机に突っ伏して寝ていたり… いつもの日常だ。
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