物語の始まり

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しかも、昨日までは"空席"というもの自体が元々なかった。 今日になって初めて新しい机と椅子がおかれていた。 もうこれで彼が私の隣に座るのは決定だろう。 面倒なことに巻き込まれるのはハッキリ言ってゴメンだ。 おそらく、HRの時間に来るはず。 そうなるとHRが終わった瞬間、みんな集まって来るはずだ。一気に。 ─────そんなのたまったもんじゃない! どんな人だろう? そんなことも頭に浮かんで来た。
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