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………まだ、連れていってくれないのかなぁーと思っていたら
「お前……、俺が怖くないのか?」
その男が聞いてきた。
はぁ、なんだそんなことか……
「たしかに見た目怖いかもしれないですけど、良い人かもしれないし。
僕は外見で人を決めたりしないですから。」
………てか、早くつれてけ
すると、男は驚いた用な顔をして
「……そうか、俺は…高城啓(タカジョウケイ)……理事長室、だったな。」
そう言って歩き出す。
何分か歩いた所で
高城啓は話し出した。
啓「……前、荒れてた時期があってな、売られた喧嘩を買っては暴れてたんだ。……それからか皆、俺に近付かなくなったんだ……今では一匹狼とか言われてんの、…別に一人が好きなわけじゃないんだけどな。
まあ、自業自得だよな……」
なんて、なにいってんだろ、と
高城は笑う。
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