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「はっ!!?」
俺の母さんと、父さんは、本当の親ではない、俺の親は10年前に死んだ。それから、施設を行ったり来たりしている所を、今の両親に、引き取られて、今では本当の家族のようにしてもらってる。
「ママたちは、みーちゃーんを高校に、行かせたいのよ。」
そういって母さんは、俺の目を見る。
「でもっ……」
俺も、高校に行きたいけど……
今の母さん達になるべく、迷惑かけたくない……。
俺の家は、お世辞でもお金もちとは言えない。高校なんかいったらものすごくお金がいるんじゃないか???
「よく聞け翆。お前はお金のことを心配してるんだろ?言っておくが、金のことなら大丈夫だ、言ってなかったがな理事長と、知り合いなんだ、ほら、何回かあったことあるだろう?博貴(ヒロキ)叔父さん。それから、全寮制だから、会える日は少ない、チームの人にもちゃんと言っておくんだぞ?」
そういって父さんと、母さんに、後押しされた俺は、チームの奴らに、なんて言おうかと、考えながら、着々と準備を進めていた。
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