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ア……イ”ゴで……しょ!
……。
……。
……。
……三人でジャンケンをはじめてから、かれこれ三日になる。
体力も精神力も限界に近づいていたが、いまだ、勝負はついてない。
そのとき――
「おい、お前ら! そんなところでなにやってんだ!」
ぜぇぜぇはぁはぁと、
荒い息を吐いてジャンケンをしている俺たち三人に話しかけてきた奴がいた。
俺は気だるく振り返った。
俺たち三人は同時に驚いた。
ジャンケン疲れが一気に消し飛ぶぐらい驚いた。
話しかけてきた奴の顔は、まるで俺たち三人にそっくりだったのだ!
いや、そっくりなんてものじゃない。
これは……これは――
間違いなく俺だ!
俺たちだ!
しかも、それが二人もいる!?
そう、この島にはあと二人、俺がいたのだ。
END
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