後悔なんて、したくなかった。

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「りゅう…?出ておいでよ。」 いやだよ…っ/ ゆーやがいない世界に何の意味がある…? どうして死んじゃったの。 どうしていつも僕をおいていくの。 ねぇ、どうして…? 「嫌だ…っ/」 やめてよっ、僕の中のゆーやが消えちゃう…っ/ もう誰も、僕の心に入ってこないで…っ/ 「そんなの…っ/」 「え…?」 「そんなのゆーやんは望んでないよッ!!」 どうしてそんなことがわかるの? ゆーとくんに、僕らの何がわかる…? 「ゆーやに、会いたい…っ/」 「りゅう…っ/」 「声が聞きたいっ、ねぇ、会いたいよぉ…っ/」 「もうやめてよ、りゅうッ!!」 「あ…」 あぁ、なんだそうか。 答えは簡単じゃないか。 「りゅう…?ねぇりゅうってばッ!!」 僕が、 会いに逝けばいいだけだ。 END
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