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~1年後~
「龍。」
彼女はあの時と変わらない笑顔で僕の名前を呼んだ。
「ただいま。約束、果たしに来たよ。それからこれお土産。」
僕は四角い包みを由実に渡しさぁ行こうと歩き始めた。
由実は何コレーと言いながら包みを抱えて後をついてくる。
満開の桜の中を歩き始めた僕たちはお互いの顔を見てふふっと笑った。
たった一年で笑えるようになった由実はどれだけの事を背負って生きていくだろうか。
そしてこれから僕に何が出来るだろう。
今こうして話してる事も明日には出来なくなるかもしれない。
だからこそ、一瞬一瞬を全力で生きよう。
ずっとずっと。
<WORLD CLASS COCKTAIL COMPETITION MVP Ryu Kizu>
~fin~
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