プロローグ

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夕暮れ時の公園に二人の子供がいた……。 「泣かないで…僕まで悲しくなっちゃうよ…」 「ぐすっ……だって~!!」 少女は泣いていた。引っ越しのせいで少年と離れなくてはいけなくなったからだ…。 「ひっくっ…やぁだ~っ!!」 「でもひっこしだから…仕方ないよ…。」 「こーちゃんと…ずっといっしょなの~!!」 そう言って少年の袖を放さなかった。少年は困りながらもこう言った…。 「うーん、じゃあやくそくしよう!」 「やく…そく……?」 「うん!!いつかまたあえたら………」 その日少年と少女は、一つの約束をした……。 大切な約束を……。
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