16131人が本棚に入れています
本棚に追加
/357ページ
でも……ミクルの頼みは断れません!
ふぅ…
息を吐いて
記憶を呼び起こす
優しい女の子…俺ともう一人、三人幼なじみで
あっちが好きだと自覚しても
俺を気にして気持ちを押し殺していた
あっちも彼女が好きで……でも、俺が彼女を好きだって気がついていて
俺は……彼女が本気で好きだけど……俺が幸せにしてやりたかったけど…
静かに頬を伝う涙
蔵「『好きだったよ……ずっと……だから、幸せになって欲しいんだ…幸せに……っ、ふっ……ぅ…』」
あとからあとから溢れてくる涙
苦しい気持ちも一緒に流れていけばいい
シンラ「………はぅ~」
バタンッ!!
蔵「ハッ!?」
何かが倒れた!ってシンラァァッ!?
鼻血を出して幸せそうな表情で気絶している
ミクル「ぅっ…ぐすっ…」
タクミ「やべ、惚れそう…」
アルマ「……抱かれてもいい!」
ルシ『ふぇっ…うー…あんた、いい男!!フルなんてもったいない!!』
何やらオーディエンス号泣
セイ「なる…ほど……不覚にも泣きそうになった…」
王「こんな、こんな怖い息子でよかったらいくらでもあげるからぁぁぁっ!!グスッ!!」
「……っ、負けましたわ……」
なんかわからないけど
勝ちましたー!
これでいいんですかー!
婚約パーティー!
最初のコメントを投稿しよう!