婚約パーティーは不本意に

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でも……ミクルの頼みは断れません! ふぅ… 息を吐いて 記憶を呼び起こす 優しい女の子…俺ともう一人、三人幼なじみで あっちが好きだと自覚しても 俺を気にして気持ちを押し殺していた あっちも彼女が好きで……でも、俺が彼女を好きだって気がついていて 俺は……彼女が本気で好きだけど……俺が幸せにしてやりたかったけど… 静かに頬を伝う涙 蔵「『好きだったよ……ずっと……だから、幸せになって欲しいんだ…幸せに……っ、ふっ……ぅ…』」 あとからあとから溢れてくる涙 苦しい気持ちも一緒に流れていけばいい シンラ「………はぅ~」 バタンッ!! 蔵「ハッ!?」 何かが倒れた!ってシンラァァッ!? 鼻血を出して幸せそうな表情で気絶している ミクル「ぅっ…ぐすっ…」 タクミ「やべ、惚れそう…」 アルマ「……抱かれてもいい!」 ルシ『ふぇっ…うー…あんた、いい男!!フルなんてもったいない!!』 何やらオーディエンス号泣 セイ「なる…ほど……不覚にも泣きそうになった…」 王「こんな、こんな怖い息子でよかったらいくらでもあげるからぁぁぁっ!!グスッ!!」 「……っ、負けましたわ……」 なんかわからないけど 勝ちましたー! これでいいんですかー! 婚約パーティー!
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