足掻くきっかけ

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この世界の端にある小さな村、俺はそこに生まれた。 小さな村な為、魔石による結界もなく、少し魔力が強い人の魔法障壁で守られている村。 魔法障壁は強い魔物によればすぐに破壊されてしまう。 そんな強い魔物はこの辺にはあまりいないが。 たまに、障壁を張る人が体調不良の時などに魔物の侵入を許すも、ごく稀にだ。 そんな村に俺は生まれた。 親父は魔力が強いため、週に三度、障壁を張る仕事をしている。 母は、農作業で野菜、果物などを作って生活をしている。 小さい頃から俺は、母に手伝ったり、親父の仕事を見に行ったりと日々過ごしていた。
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