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『意味わかんないよ!はあ。』
「ため息したら、幸せが逃げるよ?」
『誰のせいだと思ってるんだし…』
私は、またため息をした。
どうこうしてるうちに人の多い場所に来た。
入ってみると、黄色い悲鳴が聞こえた。
『な、なに?』
「多分あれじゃない?人が集まってる。」
いや、多分じゃなくて絶対あれだろ。
私達は、興味津々で駆け寄った。
げ。男に群がってたの?
しかも、麗奈があの中に…。
麗奈が野次馬の中に入って5分もたないうちに戻ってきた。
「やばい!めっちゃかっこよかった!杏奈も見てくれば良かったのに…。勿体無い。」
『あー、うん。無理。つか、麗奈知ってるでしょ?』
「そうだった。ごめんねぇー。あは」
あんな、ナルシー集団なんか興味ない。
まあ、男自体興味ないんだけど。
私は、麗奈を置いて近くの本屋に入った。
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