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「え~、今日はギルドの体験依頼をしてもらう」
今日は、魔武器作成の次の日で今は、イルダが今日の予定について話している。
――つーか、ギルドの体験依頼なんて重要な事、当日に言ってんじゃねぇよ。
「先生!聞いてませんよ!」
ほら。抗議の声があがったじゃねぇか。
「当たり前だ。今日初めて言ったんだからな」
「え~…」
こいつ!
ちっとも悪いなんて思ってやしねぇ!
見ろ!
抗議した生徒なんて、ふて腐れて机に突っ伏してるじゃねぇか!!
まぁ、あのイルダに真面目に教師やれ、なんて言っても聞きやしねぇし……
はぁー
諦めよ……
皆も俺と同じ心境なのか、ため息をひとつついてから、遠くを見つめ、何か諦めた表情をしている。
そうなんだ。
担任がイルダと決まった時点で諦めるべきだったんだな…
――二年になる時は、なるべくいい担任になって欲しいな。
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