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「じゃあ、依頼を選ぶ前に適当にグループを組め～。
依頼はそのグループでやって貰うからな～」
グループでの依頼か…
まぁ、ティナとミーシャとグループを組むか！
「なぁ、ミ――」
隣のミーシャに一緒に組もうかと言おうとしたが、言うことができなかった。
なぜなら――
「ミーシャさん！
俺達と一緒に組みませんか？」
「いや、是非うちのグループに！！」
「ミーシャさん！頼みます。
僕と一緒にグループを組んで下さい！」
「ミーシャさん！結婚して下さい！！」
……お分かりだろうか？
ミーシャの席の周りに、クラスの男子が囲み、ミーシャのことを必死に自分のグループに入れようとしているのを…
うん。皆必死すぎて怖い。
つーか、最後の奴。
お前、何しにきたの？
明らかに場違いだよ？
「ねぇ、ミーシャさんが困ってるから、皆離れなよ」
はぁー。
出たよ……偽善者の主人公様が。
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