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殺す覚悟を決めた時にちょうど草むらから魔物が出てきた。
「サンダーウルフか……
ちょうどいい相手だな 」
サンダーウルフは黄色い毛並みをした狼で雷属性をもっている。
単体でCランクの下の方の位、複数で数によってはBランクにもなる。
サンダーウルフと俺はどっちも動かず互いの出方を伺っている。
先にこの均衡を破ったのはサンダーウルフだった。
サンダーウルフは、まっすぐ俺に向かってくる
距離が1メートル位になった時に跳びながら噛み付いてきた
俺はぎりぎりで横に避け相手が地面に着地した瞬間
サンダーウルフに向かって血喰いで切り掛かった。
生々しい音が鳴り、サンダーウルフはうめき声を上げた後絶命した。
ふぅー、とひとつ俺はため息をつき横たわっているサンダーウルフに血喰いの刃を刺し、一拍置いてから呟く。
「血肉を喰らえ‘血喰い’」
すると血喰いが赤黒く光りサンダーウルフは塵となって消えていった。
「これで魔力と雷属性が手に入る筈なんだがな……」
今んところ…
なんも感じない……
少し待っていると体に魔力がみなぎってきた。
そして頭の中に手に入れた属性の名前が浮かん出来た。
今回はサンダーウルフだったので、‘雷’と浮かんだ。
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