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決闘(笑)が行われた次の日、俺は学園を遅刻した。
もう一度言おう。遅刻した。
うん。これは別に寝坊したとかではない。決して違うのだ。
俺は昨日ティナとミーシャに、学園をわざと遅刻すると伝えてあった。
何故、遅刻するかという理由をもちろん問われたので決闘のことがあるから、と言った。
多分、ミルに俺が言った通りに動いてくれていれば、俺の学園での立場は変態鬼畜野郎だろう。
そんな奴と一緒に学園登校なんてかましたら、ティナとミーシャまで影響するかも知れない。
と、そんな感じの真面目っぽい意見を言った。
……ごめん。ティナにミーシャ。実は俺……
ただぐっすり寝たいだけだったんです。
――学生は眠気には勝てない!
……これ俺の名言。
名言でもないですね。いや! 俺はこれを名言として流行らす!
俺はそんなどうでもいい誓いを心の中で誓いながら、チョコを食っていた。
チョコうまうま。
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