始業式って……必要?

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ツンデレは後ろを向き、俺の姿を確認すると、驚いた様に目を大きく開いた。 「な、なんでアンタが後ろにいるのよ?」 「普通に避けて後ろに回り込んだだけだ。」 ツンデレは信じられない様な物を見ているような顔をして呆然と立ちすくしている。 んだよっ フツメンが強いのがそんなに悪いのか!? それはイジメだぞっ 俺傷ついたよ! イジメ 格好悪い…… 「あっアンタにそんなことができるわけないでしょ! どんなズルしたのよっ!!」 ツンデレは俺の実力が信じられないのか、いちゃもん付けてきやがった。 ここまで愚かとは… ほんと…… 「バカは救えねぇ…」 「だ、誰がバカですって…………?」 ボソッと言ったつもりが聞こえたらしい 顔を真っ赤にして武器をやたらと振り回してきた。 俺はそれを全て軽く避ける。 冷静さを失った奴ほど単調な攻撃をしてくる…… 俺にとったらこれ程倒しやすい敵はいない
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