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「もうっ、なんで当たんないの!?さっさとくたばりなさい!」
…………くたばれって言われてくたばりに行く奴なんて居ねぇよ…
そう思ったが言わないで置いた。
だって、言ったら面倒臭そうだもん
「剣がダメなら魔法でっ」
剣がダメということが解り、魔法を使う為に詠晶を始まるみたいだが……何の魔法をしてくるのやら…………
「我、求むるは怒りの雷
我が魔力を喰らい――」
この詠晶は……
上級魔法!?
こいつ、馬鹿か!?
学生相手に上級魔法を撃つなんて、下手したら死ぬぞっ
――審判の教師も慌てて止めようとしているが……
詠晶が終わった。
「――敵を蹴散らせ!!」
「〈ボルテックス〉」
瞬間、大きいかなりでかい一筋の雷がこちらに向かってくる
「やべえ!」
――雷はファイに直撃した。
修練場に轟音が鳴り響き、ファイがいた場所に砂煙が立ち上がり、よく中の様子が見えない
ところどころで悲鳴が上がる。当たり前だ、一年生に上級魔法を防ぐ術なんて普通はない…
しかも入学してから日があまり経ってない。
二年に上がるくらいならギリギリ防ぐ手立てもあったかも知れないが……
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