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「あ、ファイ待ってよっ」
取り巻き達に睨まれるので一人でさっさと学園にむかいました。
後ろでなんか聞こえた気がするが…うん!気のせいだな!
―――――――
―――――
―――
―
「えー明日から夏休みに入りますが……」
はい!今は終業式で、校長の話を聞いてる途中です
話しはじめてからすでに20分はたっていて、そろそろイライラしてきた。
「ねぇ、ファイは夏休み何か予定ある?」
今、どうやって校長の話を止めるか考えているとユウが話しかけてきた
う~ん、本当は予定なんてないのだがここで予定はない、なんて答えたら、なにかに巻き込まれるのは確実なので
「ああ悪い、実はちょっと用事があるんだ…」
「ええ~用事ってなにがあるの?」
「なんでもいいだろ」
「え~でも~」
「でも、じゃねぇ!用事があるんだからしょうがねぇだろ?」
「うぅ~、…分かったよ」
ふぅ~、今回はすんなり引いてくれたな。いつもだったらかなり粘られるからな
あと、取り巻き達がいなくてよかった。俺がユウの誘いを断ってユウがしょんぼりしたら罵声を浴びせてくるからな
本当、あいつらといたら疲れる。
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