第二章

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ほんで、そいつらは王が言うた通りに出て行きよった。 そしたら、東の方で見た星がビューンて飛んでいって、その子のいる所の真上でピタッと止まったねん。 それを見た奴らは居場所も分かったし喜んだそうやで。 で、家の中に入ったらオカンのマリアと一緒におるその子を見るなり、ひれ伏して拝みまくって、持ってきた宝箱を開けて黄金とか乳香とか没薬とか色々プレゼントしたらしいわ。 それから、ヘロデ王のとこには戻ったらいかんでっていう夢を見たから、そのまま自分らの国に帰りよったねん。
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