進展【13】
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どのくらいの時間が流れたのだろう。 おそらく数分。 魂を抜かれたように思考が中断し、視線は宙を彷徨っていた。 「絵美……お願い、何か言って!」 泉の声で我に返り、私は二人を見つめる。 泉も小夜子も身を乗り出し、すがるような視線を私に向けていた。 「……警察には行かないよ」 私が告げると、二人の顔には安堵が広がった。
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