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「父さん、母さん、聞いてくれ!俺、受かったよ」
「あぁ、理沙に聞いたよ、おめでとう」
「よく頑張ったわね、愛斗が高校卒業するなり俺、自宅警備員になる!なんて言い出した時はどうしようかど思ったけど……」
うっ、忌まわしき思い出がよみがえる……
「それは…言わないでおくれよ母さん……」
「だが本当に良かった、ちゃんと続けるんだぞ」
「うん……」
「ところで、仕事はいつから?」
「えーっと、九月の二十日からだよ、だから……三日後だね」
「そうかい、その日の弁当は腕によりをかけてつくってあげるからね、楽しみにしてておくれ」
「ありがとう、じゃ、俺そろそろ寝るね、お休み」
「ああ」
「お休みなさい」
父さんたちにあいさつをしてから俺は自室へと向かった
もうゲームする気力もないや……寝よ
誰もいない空間に「お休み」と告げまぶたを閉じた
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