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彼女は何かメモを持っていて、その通りに行動しているようだった。
1つ目は・・・海に行くこと
「到着ー!!よし、泳ごう!!」
「・・・は?」
海に着くなりそう言ったなつに呆れを通り越して頭を抱えたくなってしまった。
まず、普通は、制服では泳がない。
俺もお前も制服だから泳ぐことはできないと説得すること15分、ようやく諦めてくれたようだ。
「残念・・・」
目に見えて残念そうにする彼女にふと昔の記憶が重なる。
「今年は雨だから海は無理そうね」
「残念・・・来年こそは行きましょうね」
これは、誰との思い出?思い出した記憶はすぐに薄れ、思い出してはいけないような気がして気にしないことにした。
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