残酷な悲劇

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時は流れ、幕末・・・まだ幼い頃の私はいない・・・ でも、どうやって逃げ延びたのかはわからない・・・ 気が付くと雨が降り始めていた・・・ ポツポツと私の体を濡らしていく・・・ 「このまま流れていきたい・・・」 私の居場所なんて何処にもない・・・ すると、浅葱色の羽織りを目にした・・・ ここは京の都だ・・・ 私・・・死ぬのかな・・・どうでもいいや・・・どの道私は死ぬのだから・・・ 「おい!大丈夫か!?」 うっすらだけど、声が聞こえた気がした・・・
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