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「あの日・・・・・・
私達は姫無村に、魂を操られてしまったのだと思う……。
叔父の家で、私と叔父は姫無村の今後のことを語っていたの。
その時には叔父も、私の決心を理解してくれていた。
私達の手で辰彦を自由にした後は、姫無村の因習とは永遠に決別させようと話していたのよ。
もちろん私達の婚姻は偽装。
辰彦は、姫無村とは全然別の場所で暮らしてもらい・・・・・・
姫無村に残っている人達を自由にさせようと。
もう来家家を護る必要はない、それを村の人達に納得させようと話し合っていたのに。
なのに……。
姫無村の魂は……あの日私達二人の話を聞いていたのでしょう……。
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