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「良江……。
苦しむのは自分一人でいいと思っていたことが、反対に君を傷付けてしまっていたのか。
それすら気が付かずにいた僕を許してくれ。
君の言う通り、僕は君にはちゃんと話さなければいけなかったんだ。
この桜木家の為にも」
桜木家の為にもと言う言葉は、私を一気に緊張させました。
辰彦は一体何を……
何を知ってしまったのだろうかと。
私は自分の手が汗ばんでくるのを感じていました。
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