悪夢

20/26
前へ
/470ページ
次へ
「良江……。 苦しむのは自分一人でいいと思っていたことが、反対に君を傷付けてしまっていたのか。 それすら気が付かずにいた僕を許してくれ。 君の言う通り、僕は君にはちゃんと話さなければいけなかったんだ。 この桜木家の為にも」 桜木家の為にもと言う言葉は、私を一気に緊張させました。 辰彦は一体何を…… 何を知ってしまったのだろうかと。 私は自分の手が汗ばんでくるのを感じていました。
/470ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2961人が本棚に入れています
本棚に追加