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だが、叔父はそれこそが鬼を生んできた元凶なのだと見抜いていたんだ。
鬼の正体は敵の怨霊の呪いなんかじゃない。
来家家に脈々と護られ受け継がれてきたのは、血に飢えた殺人鬼の遺伝子だったんだ。
来家家の歴史から、それを確信した叔父は、自らの身に流れる殺人鬼の遺伝子を抹殺する為に死を選んだんだよ。
姉さんだって、それを知っていたに決まっている。
何故、呪いなどと・・・・・・
僕を村から離せば鬼になることもないなどと信じ込ませようとしたのか。
そんなことは出来る訳がなかったんだ。
何故なら、僕に流れている血が鬼の血だからだ」
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