悪夢

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「良江・・・・・・ 話さなければならないのは、それだけではない。 僕は・・・・・・この家に来てはいけなかった人間なんだ」 辰彦は話すことが辛そうに下を向きました。 すると、突然両手を突くと、私の前で畳に額を押し付けたのです。 私は気が動転してしまいました。 「貴方・・・・・・ 辰彦さん、どうしたって言うの? 止めてください。 お願いだから・・・・・・ お願いだから、顔を上げて」
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