連鎖

4/21
前へ
/470ページ
次へ
「僕は・・・・・・自分の生徒達を見ているのも怖くなった。 いつか自分が・・・・・・自分の血が、とんでもないことをしでかすんじゃないかと・・・・・・。 僕は自分の中に流れる来家の血が怖くてたまらないんだよ。 呪いじゃないと言ったが・・・・・・ある意味、これは呪いと一緒、それ以上だ。 怨霊の呪いなら、除霊で納まる可能性もあるだろう。 しかし、これは来家の血の呪いだ。 血が一滴も無くならない限り、逃れる術はないんだ。 姉さんが命を賭けて僕を姫無村から出したが・・・・・・それは意味がないことだったんだよ」
/470ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2961人が本棚に入れています
本棚に追加