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「僕は・・・・・・自分の生徒達を見ているのも怖くなった。
いつか自分が・・・・・・自分の血が、とんでもないことをしでかすんじゃないかと・・・・・・。
僕は自分の中に流れる来家の血が怖くてたまらないんだよ。
呪いじゃないと言ったが・・・・・・ある意味、これは呪いと一緒、それ以上だ。
怨霊の呪いなら、除霊で納まる可能性もあるだろう。
しかし、これは来家の血の呪いだ。
血が一滴も無くならない限り、逃れる術はないんだ。
姉さんが命を賭けて僕を姫無村から出したが・・・・・・それは意味がないことだったんだよ」
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