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まさか・・・・・・
修平は来家家と自分の血筋を知ってしまったのではないでしょうか。
修平は役所勤めです。
何処からか姫無村の来家家の話を聞いてしまったのかも知れません。
とうとう自分に流れている来家の血の呪いを知ってしまったのではないだろうか、そして辰彦と同じように自分の血を怖れ、絶望しているのではないか、と不安は膨らんでいきます。
しかし私は母屋に戻って、修平に言われた通りのことを綾子さんに伝えるしかありませんでした。
綾子さんは修平の態度に訝しげな表情を見せてはいましたが、仕事で疲れているのでしょうと、そっとしておくことにしたようでした。
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