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修平はそう言うと、持っていた血だらけのナイフを自分の首に突き刺しました。
私は驚いて修平の元へ駆け寄っていました。
「修平!
修平!! 」
修平の意識はまだありました。
けれど、苦しみのあまり修平は白目を剥いています。
『楽にしてくれ…… 』
修平の目からは涙が流れ、私に訴えていました。
『楽にしてやってくれ…… 』
何故か辰彦の声までが聞こえてきたのです。
私は修平に刺さっていたナイフを引き抜いていました。
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