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愛らしい笑顔を京子から奪ったのは私です……。
京子は目撃したことの衝撃から、事件の記憶も笑顔も失くしてしまっていました。
人と打ち解けることもできない暗い闇に京子の心を追い込んだのは私なんです!
そして、惨劇から五年以上が経ちました。
事件が発覚する前、私は膝の手術で入院することになり、入院の用意をしながら辰彦のノートが無くなっていることに気が付いたのです。
辰彦のノートは、私の箪笥の奥に仕舞ってありました。
取り出したのは京子以外にはあり得ません。
京子は全てを知ってしまっていたのです……。
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