惨劇

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私は今になって知りました……自分が大変な罪を犯していたことを。 いいえ、修平を殺したことではありません。 あれは今でも正しかったと思っています。 そうでなければ、血を分けた大切な息子をどうして殺すことができるでしょう。 あのまま放っておけば、修平の苦しみは十分二十分と続いていたのかも知れないんです。 苦しみから救いたいと思うのは、親として当然のことです。 もし、もう一度あの場面に戻ったとしても……私は修平を楽にしてやるでしょう。 私の罪は、そんなことではないんです。
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