私の選択

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お化け屋敷となれば、 まぁ当たり前のこと、お化け役が必要なわけか… 誰がやるのかは別にどうでもいいけど。 私がやるっていうのもあり得ないけどね。 「曖夢!何ボーッとしてんのよ」 佐倉曖夢(サクラ アイム)、それが私の名前である。 私にだって友達はいる。 私に話しかけに来た子は、 駒田紗世(コマダ サヨ)。 出席番号が近かったというのもあり、紗世から私に話しかけ、友達になった。 ちょこちょこ私に話しかけに来ては、近くに座って私に笑いかけてくれる。 「別に。ただ、出し物ぐらいでハラハラ・ドキドキ!って…バカだなぁと」 「バカって、あんたねー。そんなこと言うんだったら意見言えばいいのに」 意見、ねえ… 「んなの、面倒くさい」 「全く、これだから曖夢は…」 そんなの、仕方ない。 言ったって意味ないし、ましてや言う気にもならない。
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