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厨へ戻ると、三人の隊士が野菜を切っていた。
一人の隊士が私に気づく。
「あっ…えっ……?」
この中では最も若いであろう青年の、驚いた顔。
井上「ああ、君らはまだ知らないんだったね……彼女は雲英さん。
今日からここで女中をやることになったんだ。」
キラ「あ…雲英です。よろしくお願いします。」
向山「あ、うん、よろしく……向山柳太郎-コウヤマリュウタロウ-です。」
キラ「何て呼べば良いですかー?」
向山「あ、向山でも柳-リュウ-でも、なんでもいいよ。」
キラ「あ、タメ語…敬語使わなくて良い感じですかね?」
向山「うん。」
キラ「んじゃ、よろしく、りゅう!」
向山「よろしく。」
井上「さ、そろそろ……」
「いい加減仕事しろよなお前ら。」
源さんの言葉をきって、注意される。
キラ「あ、すいませんお兄さん。」
年上っぽいから、お兄さん。
キラ「何やれば良いですか?」
「そこに皿並べてとりわけて。」
キラ「りょーかいです。」
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