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でも、それなら私が土方さんに"ガキ"扱いされても仕方ないのかな。
キラ「あ、ところでさ、ゆうちゃんとお兄さんは、この後巡察でしょ?
りゅうは?」
向山「俺は、今日は非番。
暇だし、色々手伝うよ。」
キラ「あ、非番だったんだ……ごめんね。」
向山「気にしないでいいよ。ふつーに楽しいし。」
キラ「ありがとう。」
向山「うん。」
藤原「そういやさぁ、お前なんでこんなとこ来たの?」
キラ「あー、なんで壬生浪士組の女中になったのかってこと?」
藤原「そう。みんな、女だ女だって喜んじゃあいるけど……俺ら隊士ん中じゃ、いろんな噂流れてるぜ?」
キラ「噂?どんな?」
藤原「えーっと例えば……」
樫山「雲英は元は遊女で、幹部の中のだれかが身請けした、とか…」
ちょ、なにその噂。
向山「原田組長の恋仲だとか。」
キラ「なんで原田さん…?」
向山「さぁ?同室だからじゃないかな。」
ああ、なるほど……
藤原「だけどそんなのまだまだ可愛い方だぜ。
俺は、雲英がじつは天女だって話も聞いた。」
キラ「天女っ!?」
どっから出たの、その噂!
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