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フライパン(っぽい物)を火にかける。
火は、気づいたらいなくなっていた、先ほどまでここにいた隊士さんが前に使ってたのをそのまま借りた。
キラ「─……こんなもんかな。」
薄く油をひいて、生地をお玉一杯分入れる。
向山「なんか…具のないお好み焼きみたい。」
藤堂「あ、たしかに。」
キラ「お好み焼きじゃないよー。」
だんだんと、表面がぷつぷつとしてくる。
キラ「そろそろかな……」
木べらで生地をひっくり返した。
「「おぉお!!」」
二人からあがる歓声。
でも、焼き上がりは非常に微妙。
ふくらみは良いし、焼き加減もまぁ良い。
だけど、色の付き方が少し斑になってしまっている。
火加減の問題かな……。
こんな調子で、六枚ほど焼いた。
焼きあがった物を皿に乗せ、蜂蜜をかけて、完成。
平助、りゅう、私の三人分、広間に運んだ。
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