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向山「い、いただきます……」
キラ「うん。」
りゅうが、箸をつける。
私が作った物は、ホットケーキ。
材料を見て、なんとなく作った。
ホットケーキを箸で食べるなんて…シュールだ。
平助とりゅうが、同時に口に入れる。
キラ「ど?」
藤堂「すげぇうめぇ!」
向山「柔らかくて甘くて……あんなまっっっずい豆乳まぜてあんのにおいしい!」
藤堂「おい、豆乳バカにすんな。
な、雲英、これ、なんていうんだ?」
キラ「それは、ホットケーキ。
私のいた所では、ポピュラー…メジャー……んー………あ、そうだ。一般的なお菓子だよ。
おやつとして食べたり、昼ご飯として食べたりね。」
ポピュラーをどう表すかに迷ってしまった。
向山「この野菜も…なにかけたの?
すげぇおいしい。」
キラ「ドレッ…………秘伝のタレ。」
一瞬、ドレッシングって言いそうになった。あぶないあぶない……。
藤堂「へぇ……雲英、料理得意なんだな!」
キラ「まぁ、それなりにできるかな。
料理、好きだから。」
…というか、できるようにならなきゃいけなかったからなったんだけど。
ちなみにお兄ちゃんの翡翠は、私よりもさらに料理上手だ。
とりあえず、満足してもらえたみたいで…よかった。
私も、ホットケーキに手をつける。
こっちで作ったホットケーキは、バターが無いせいか、少し物足りなかった。
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