月にむかって吼えるのさ

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オオカミ男はどこに潜んでいるかわからない。 月光を浴びて雄叫びをあげる獣に出くわしたくないなら そして獲物にされなくないなら 飴色に妖しく輝くこんな満月の夜は、特に用心が必要だ。 出会ってしまったら、抵抗することなど出来ないのだから… いつもは穏やかな静寂を湛えている夜。 ただ今夜だけは 愛しいハニーの可愛い叫び声が 俺の耳にだけ甘く響いていた。
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