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「オオカミになれるって言うなら、私にも見せてよ」
にこりと笑った笑顔はサイコーだ。
俺の彼女が世界一だって、この窓から大声で叫んだっていい。
しないけど(笑)
「オッケー♪ 彼女の期待に応えないなんてオトコがすたるよな?」
そう言うが早いか、俺は彼女を浚うように両腕で抱えあげると、窓際にあるベッドへと運んだ。
すると
それまで余裕の笑みを浮かべていた彼女が、焦ったように瞬きを繰り返し、上から覗き込んでいる俺を見上げてきた。
白くて柔らかそうな頬にかじりついたら怒るかな。
「ち…、ちょっと、まさか…!?」
「…がう❤」
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