憑代村

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「初めまして桐条くん♪」 「ハジメきゅぅん、宜しくな!」 車から降りた俺の前に居たのは 自分と同い年くらいの 男女がいた 一人は茶色いっぽい髪を セミロングくらいに 伸ばした女の子 笑っている顔から 八重歯が出ているのが特徴的だ 二人目は 黒い髪を少し長めに のばしている愛想の良さそうな男 いまいち状況が掴めず 頭を掻きながら思考していたら 簡単な質問が頭を過ったので 口に出してみる 「まず、 こう言う時って普通 自己紹介しないのか?」 すると 男の方がそうだったなと言い 女の子の方が話し始める 「ごめんなさいね ここにいる人達は 入れ替わりが殆ど無いから 皆、顔見知りなんだよね だから自己紹介なんて したこと無いんだよねぇ」 隣にいる愛想の良さそうな男も 腕を組みながら大きく 頷いている 多分コイツも自己紹介 なんてしたことない って口みたいだ すると女の子から 自己紹介を始めた 「私の名前は憑代校一年の 丹羽 遥香よ、 んでこっちの グレートでハイパーな変態が」 「僕は 時雨 海都(シグレ カイト) 同じく憑代校一年だ」 「ふぅん~ もしかして二人は… 恋人とか?」 創は口の端を持ち上げ ニヤニヤしていると 二人は顔を真っ赤にして 「「断じて違う!!」」 っと叫んだ ここまで息ぴったりなら 実は幼なじみとかなのかな?
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