憑代村

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「ってか 俺、この前この憑代村に 来たけど学校なんて 見かけなかったんだけどさ どこにあんの? その憑代校って」 質問を投げ掛けながら 車から飛び降りる 「あぁ、確かに分かりにくいよな そんなに遠く無いから 行ってみる? あの大きな山の ふもとにあるんだよ」 そう言いながら この村の中で一番大きい 山を時雨海都が指を差した 「んじゃ、行ってみるわ 案内してくれるかな? えっと、時雨君、丹羽さん」 「僕の事は海都って呼んでくれ 堅苦しいのは苦手なんだ、ハハハ」 そう言いながら 海都は頭を掻きながら 苦笑いを浮かべる 「私も遥香って呼んでね 私も創くんって 呼ばせてもらうから」 なんだかんだで 憑代村の案内して貰えるのは ラッキーだったかもしれない どうせ午後になったら 一人でも村の下見をする つもりだったし 憑代校には明日には 行くことになってたし 意外と近場らしいし、 嬉しいね
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