百獣の王は月に吠える

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次の日からは意識が曖昧でよく覚えていない 獅子山達が来るたび、楽しそうに自慢話をして その後に獅子山から金色のオーラを当てられ続け、私の精神が何かから踏み潰されるような感覚が永遠と感じた 「それで最後にしっかりと覚えているのは、黒髪のゼロさんだったんです」 「俺の髪が黒髪?」 「でも見間違いだったみたいです」 ルナは俺を見ると恥ずかしそうに微笑む 「他に気になる会話とか…なかったか?」 楓がルナの肩に触れる 「そういえば、和音という名前がよく出てたような…」 「和音って、あの和音か?」 「そうだと思います、珍しい名前なんで他にはいないかと…」 楓とルナの会話に俺は一つの疑問がうまれた 「あのさ……和音って……誰?」 俺の言葉に全員が驚いた どうやら、九州国のお偉いさんらしく知らない人はいないと…… 「全く君は何も知らないんだな!」 「す、すいませーん…」 「ゼロさんって意外となにも知らなかったりするんですね」 「仕方ないだろ。このおっさ・・マスターに毎日こき使われてたんだからよ」 マスターが会話を止めるように咳払いをした
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