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「なぜお前がこんなところに…」
さっきまでリーダーであった男は俺にといかける
「はぁ、ただの帰り道だ…」
呆れて疲れてくる
「死ね!死ね!死ねよ!」
男の銃弾は俺には当たらず俺に当たる手前、左手の刀に吸い寄せられ地面に
めり込む…
「……ふへ……な…んで?」
男は涙目で俺にといかける、拳銃も手からおちて力も抜けている
「さぁなんでだろうな」
そう言って俺はまるで、幽霊のように男の背後に現れる
「…黒瞬義(こくしゅんぎ)」
ドサッ
「ふぅ・・・」
男は刀を振るうまでもなく恐怖で気絶したようだ
「へー面白い名前なんですね、ゼロさん」
そこで助けた女子高生に俺は付きまとわれた
この後俺は親代わりをしてくれている師匠のもとに行かなければならない
「はぁそろそろ帰ってくれねーか?」
頭を抱え彼女に願う
「えーダメですよー、お礼をさせてください」
どうやら帰る気はさらさらないようだった
公園に設置された時計の時刻は午後6時を過ぎようとしていた
「あれ?あれなんだ?」
俺は空を指さした
彼女が「なに?」とつられた瞬間
「コンタクト発動…」
「え………?」
振り返った彼女の前にはさっきまで隣を歩いていた男はいなかった
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