悪しき正義と正しい悪

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昼休みに入り廊下から騒がしい声が聞こえてくる 「なんか生徒会長が来てるみたいだぞ」 「へー、わざわざ2年になんの用だろうな」 俺の最近仲良くなった男子3人のうちの一人 お調子者、芳川 海斗(ヨシカワカイト)はわざわざ教室を飛び出して確認してきたのである 「空丸は反応薄いなー」 「腹減ってんだよ…」 俺、芳川、木下、川岸の4人は俺の机一つを囲み、 都市伝説を詳しく話しながら弁当を食べるのが恒例となっている 「……で、駐車場の都市伝説もコンタクト都市伝説の一部に入ってもいいかと」 「さすがですな木下氏」 「いえいえ川岸氏ほどでは…」 あまりにもマニアックな会話は聞いているだけでも おなか一杯になるのだが この学園で一番この手の話が得意なのがこいつらなので仕方がない それに話してみるといい奴らで 楽しめることもあるのでいつも一緒だ それでも、本気抜け出したいと思うこともあるのだが、 コンタクト都市伝説のほとんどがこの学校関連の場所が多い為に、そうもいかない…
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