悪しき正義と正しい悪

4/20
前へ
/91ページ
次へ
「ん……ちょっと俺行くね!」 芳川はスマホを見るとすぐに席を立つ 「なんか面白そうな事でも見つけたか?」 「どうやら生徒会長があの謎の美少女、満時 月と話してるみたいでさ」 「なんですとー私達の満時様がー!」 「木下氏我々も向かいましょう!」 「待て待て、お前らは待っとけよ?俺の仕事だからよー」 木下と川岸を制した芳川は駆け足で教室を飛び出していく 木下と川岸はマイナス思考全開で、「付き合っていたら…我々は…」と机を叩いていた おいおい……俺の机… 「じゃあ、聞いてみるか?」 木下と川岸の手が止まり、機械のように顔がこちらを向く 「神宮氏は満時様とご友人で………?」 「まぁ…そんな感じ…?」 少しの沈黙があり、木下が迫ってくる 「な、な、なぜそれを私達に言わないのですかー!」 続いて川岸が 「わ、我々は仲間じゃないですかー!!」 「わ、わかったから落ち着け!」
/91ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加