悪しき正義と正しい悪

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3組の教室を覗くように、芳川はそこにいた 「怪しすぎるぞ芳川?」 一瞬ビクッとして芳川はこちらを振り返る 「なんだぁ、お前達もきちゃったのかよー」 「約2名落ち着かない奴らがいてね」 俺は指で後ろを指しながら話を続けた 「で…どんな感じ?」 「それがさー、獅子山っていたじゃん?そいつの話をしてるらしくてさ……ってちょっと!」 俺は教室に入ると、ルナの前に立っている3人に声をかける 「ちょっと邪魔だからどいてくんねーか?」 真ん中に立っていた長身で黒髪の男がこちらを向いた 「んー…上級生に対しての言葉遣いがなってませんねー」 「あ……神宮さん」 「よ、大丈夫か?ルナ」 俺は3人を無視して、ルナと3人の間に入る 「貴様!会長に失礼だぞ!」 腕に副会長とある男を手で止めて会長と呼ばれた男は話す 「んー…確かまだこの学校にきたばかりでわからなかったのでしょう…私は生徒会長の榊原欅(サカキバラケヤキ)といいます」 続くように両側の2人も口を開く 「副会長の木ノ原和也(キノハラカズヤ)だ」 「同じく副会長…柊翼(ヒイラギツバサ)」 俺は榊原の握手に応えると手をしっかりと握る 「獅子山の話をしてたみたいだな?」
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