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ルナにはお菓子で時間を潰してもらい、
その間3人での話し合いになった
「そんで、誰がルナにコンタクトの伝承をするって話だっけ?」
話を聞くと、マスターは楓に、楓はマスターにして欲しいらしく
話がつかないまま、本人が到着してしまったというのだ
コンビニによっていつもより遅くついたにも関わらず
「………じゃあ、俺がするよ、パートナーに」
「だだだダメだ!」
しびれを切らした俺にすぐに楓が反応する
「なんだよ楓?」
「とりあえずダメなんだ!!」
結局、マスターがやらないなら俺がやるというのを
嫌がった楓が渋々了承する形で長い議論は終結した
すぐさまルナに事情を説明する
今日コンタクトを知る奴から直接接触してきたこともあり
獅子山の時と同じ目にあわないためにも、
ルナを見習い卒業として楓のパートナーに迎え
正式にコンタクトを授けると…
「やったー!ついに私もコンタクトが使えるようになるんですね!」
「あぁ、そうだルナ。良かったな、私も嬉しいぞ」
最初は嫌がっていたくせに楓が一番乗り気で
2人は早速コンタクトを伝承する為に外に出ていく
その間残ったマスターと俺で、夜ご飯の支度をはじめた
伝承には集中力が必要になるため
必要以上に人がいると少しでも集中が乱れ
伝承がうまくできなくなるのだ
なにより2人でしたいという
楓の願いもあってだが
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